健康な人のウンチを患者の腸へ移植…!!
一方で微生物にも好みの住環境が!!
各部分に適合した微生物を持っている!!
その結果、どの便微生物移植もお腹の中で成長、細菌環境を作ることに成功したらしいのですが、微生物が腸の内側で遺伝子発現をうながし、もと居た場所とは異なる新たな住処をより自分に適した環境へ変化させていたとの驚きの結果が出たといいます。シカゴ大学のポスドク研究員Orlando DeLeon氏率いるチームの研究によれば、マウスを使って、腸のさまざまな部分での便微生物移植の影響を調べられたようです。![]()
研究されたのは3つの部分、空腸という小腸の一部からの移植、盲腸からの移植、そしてベーシックに大腸からの移植で、それぞれの部分でそれぞれに適した微生物をもっているらしいのです。
そこで、ヒト組織で実験したところ、マウスと同じく移植された微生物は、本来自分がいるべきではなかった場所の環境を変えて生存したことが分かったようです。
この結果により、DeLeon氏は腸の本来あるべきではない部分にむやみやたらと微生物を移植しないで便微生物移植は適した部位から適した部位へ、または消化器系全体から移植する方が安全だと指摘されているようです。
日本では便微生物移植(腸内フローラ移植、FMT)は、倫理的な観点から、患者さんの家族がドナーとなることが多く、ドナーには厳格な健康診断が行われ、まだ研究段階の治療法であり、臨床研究や治験が行われているようですが、慎重の上に、さらに慎重さを何重にも加味して素晴らしい治療法に確立してほしいものですね。